[9日 ロイター] - 格付け会社S&Pは9日、英国のソブリン格付けを「AA/A─1プラス」に据え置き、見通しは「安定的」とした。中東紛争に起因するエネルギー価格高騰にもかかわらず、英経済が底堅さを示していることを理由に挙げた。

第2・四半期の英国内総生産(GDP)は前期比0.5%増加し、2026年上半期の同国経済は主​要7カ国(G7)の中で最も高い成長率を記録した。

S&Pは声明で「中東紛争にもかかわらず、個人消費とサービス業、特に宿泊・飲食業や専門サービス業が比較的底堅く推移し、第2・四半期の成長を支えた」と指摘した。

26年上半期の経済成長が予想を上回ったことを踏まえ、S&Pは26年の英成長率見通しを1.3%に引き上げ、27─29年は平均1.4%の成長を見込むとした。

バーナム首相率いる新政権は、財政圧力の高まりと借り入れコストの上昇に直面する中、経済政策の見直しを目指している。

S&Pは、議会で過半数議席を握っていることがバーナム氏に政策課題を推進する裁量を与えているものの、生計費高騰という大きなショックへの対応が必要となっており、歳出計画は歳入の制約や、過度に高い税負担による成長鈍化リスクとのバランスを取る必要があるとした。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。