[台北 12日 ロイター] - 台湾の顧立雄国防部長(国防相)は12日、中国が今週、沿岸各地で実施する一連の実弾演習について、台湾軍は注視していると述べた。
中国海事局は8日以降、南シナ海から北東部の遼寧省に至る5カ所の海域について航行禁止の通知を出した。ただ、台湾周辺の海域は含まれていない。
台湾に最も近いのは中国東部・浙江省の沖合。通知によると、演習は今週いっぱい続く予定だ。
顧氏は立法院(国会)で記者団に対し、初期評価では沿岸砲兵部隊と関連部隊による射撃訓練とみられると説明。
「ただ、われわれは『敵の動きを可能な限り幅広く想定する』という原則に従っており、射撃であれ軍事訓練であれ、引き続き活動を注意深く監視する」と述べた。
台湾の頼清徳総統は10日の双十節(建国記念日)の演説で、台湾は平和を大切にするが自由を放棄することはなく、台湾の人々が生存する権利は尊重されなければならないと述べた。
中国は今週の演習と頼氏の演説を関連付けてはいないが、中国国防省は11日、頼氏が中国の脅威を誇張し、「武力によって独立を図ろうとしている」と批判した。