Jacob Bogage
[シラキュース(米ニューヨーク州) 9日 ロイター] - トランプ米大統領は9日、ノーベル平和賞を受賞できなかったことへの不満を改めて表明し、恥ずべき不名誉な決定でノーベル委員会の本拠地であるノルウェーに汚点を残したと批判した。
委員会は、2026年の平和賞を国際刑事裁判所(ICC)の元判事ナビ・ピレイ氏に授与すると発表した。同氏は、イスラエルがパレスチナ自治区ガザでジェノサイド(集団虐殺)を行ったと結論付けた国連報告書の取りまとめを主導した。
トランプ氏はニューヨーク州シラキュースでの選挙集会で、ピレイ氏を「正体不明の人物」と呼び「その人物のことは聞いたこともない。誰も知らなかった」と述べた。
トランプ氏は大統領就任以来毎年、平和賞を受賞できなかったことに失望を表明してきた。
トランプ氏は「これはノルウェーという国と、こうした不名誉で恥ずべき決定を下した人々にとって、消すことのできない汚点だ」と述べた。
その上で、自ら解決に関与したと主張する複数の紛争を列挙。根拠は示さなかったが、韓国と北朝鮮、日本と北朝鮮、中国と台湾の間での戦争勃発の回避に貢献したと主張した。
「ノーベル平和賞の信用は、反民主主義的で、まさに文明の敵である一握りの過激な思想の持ち主によって永遠に失われた。ノルウェーよ、われわれは忘れない」と述べた。