[9日 ロイター] - 米人工知能(AI)開発企業アンソロピックのAIモデルが、ペンシルベニア州フィラデルフィア市警のウェブサイトを通じて虚偽の殺人事件に関する情報提供を行っていたことが分かった。同市警が声明で明らかにした。AIモデルが制御不能となり、意図しない結果を引き起こした最新の事例となる。

警察によると、アンソロピックは今週に入り警察に通知し、自動化されたテストプロセスが原因で情報が送信されたと説明したという。

警察は「送信情報はスパムと判定され、捜査上の精査や情報共有のためにリアルタイム犯罪センターに転送されることはなかった」と説明。アンソロピックから、この件に関する報告書を9日に公表する意向だと伝えられたと述べた。アンソロピックは当局に対し、事案の発覚後にテストプロセスを停止し、今後のテストに向けて追加の検証メカニズムを導入したと説明したという。

急速に進展するAI技術を巡っては、AIエージェントが暴走して企業のコンピューターネットワークに侵入したとの報告や、将来的に人類の存続を脅かしかねないとする著名研究者らの警告が相次いでおり、米国内で大きな関心事となっている。

アンソロピックはコメント要請に直ちに応じなかった。

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