Pete Schroeder

[ワシントン 6日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は6日、ヘッジファンドは過去10年あまりで資産規模が3倍以上に拡大し、現在では市場においてますます重要な役割を担っていると指摘した。同時に、ファンドによるレバレッジの利用と全体的な不透明性が金融システムにリスクをもたらす可能性があると警告した。

IMFは6日、世界金融安定報告書の一部の公表にあわせ、この調査結果を発表した。報告書全文は10月13日に公表される。調査結果は以下のとおり。

• ヘッジファンドは、トレーディング、流動性、リスク移転においてますます重要な役割を担っており、ファンドの資産は2013年のわずか4兆ドルから26年初頭には約13兆ドルにまで大幅に増加している。

• ヘッジファンドの成長は主にレバレッジ、特にデリバティブを通じた合成レバレッジによってもたらされてきた。

• こうしたファンドは、特に米国債市場において、その存在感を著しく高めている。ヘッジファンドは現在、米国債市場の9%を占めており、22年のわずか4%から大幅に増加している。

• ヘッジファンドの存在感が高まることで市場効率が向上する可能性がある一方で、特にこれらの企業がレバレッジを利用し、リスクに対する制約が少ないことから、市場が悪化した際にストレスを増幅させる可能性もある。

• ヘッジファンドは依然として「本質的に不透明」であり、リスクやエクスポージャーを正確に評価することが困難である。政策立案者は、データ不足を解消し、潜在的な脆弱性に対する同セクターのリスク監視を強化する必要がある。

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