10月1日の酒税改正によってビール類飲料の税率が統一され、ビールについては減税となった。この施行を翌日に控えた9月30日にアサヒビールは、「ビール新時代」の幕開けを機に主力ブランドであるスーパードライが大きな進化を遂げたことを示す「アサヒスーパードライ3.0始動イベント」を東京都内で開催した。

イベントには同社の木村宏之マーケティング部長や、新CMに出演する山田杏奈さんらが登壇し、新たなブランドステージの始動をアピール。阿部寛さん、長澤まさみさん、横浜流星さん、ONE OK ROCKのTakaさんらも出演する新CM「刷新 BEER is DRY! ビールのど真ん中へ。」篇も披露された。

ビール新時代に挑むアサヒスーパードライ
阿部寛さん、長澤まさみさん、横浜流星さん、ONE OK ROCKのTakaさんらも出演する新CM「刷新 BEER is DRY! ビールのど真ん中へ。」篇も披露

アサヒスーパードライは1987年、「さらりとした飲み口、キレ味さえる辛口の生ビール」をコンセプトに誕生。ビール市場で「辛口(ドライ)」という独自の価値を磨き続けてきた。また、2022年には発売以来初となる中味・パッケージ・コミュニケーションの全面刷新によって、「辛口のうまさ」を向上させ、「スーパードライ2.0」と位置付けた。

今回の「3.0」は、そこに「冷え」という価値を掛け合わせた点が特徴で、辛口の骨格を維持しながらも、麦芽の使用比率の変更によって飲んだ瞬間の飲みごたえを向上。ホップの品種・配合も見直し、冷やすことで炭酸の刺激やキレが際立つ「辛口×冷え」の味わいを実現している。

酒税改正でビール、発泡酒、新ジャンルの税率が54.25円(350ml換算)に一本化され、ビールは9.1円の減税、発泡酒や新ジャンルの酒税は7.26円の増税となった。そのため、価格を理由にビール以外を選んできた消費者が、再びビールに目を向ける可能性が高いとされる。アサヒビールはこれを「ビールの魅力とおいしさを再認識いただく好機」(木村氏)と捉えており、消費者の選択基準が「価格」から「価値」に移るとの見方を示している。

ビール新時代に挑むアサヒスーパードライ
アサヒビールの木村宏之マーケティング部長

イベントで刷新されたアサヒスーパードライを味わった山田さんも、「キンキンになることでよりキレが際立つ」と評価。「一口飲んだときの『これこれ!』って感じが最高です。頑張った後の一杯は、自分へのご褒美のようなものですが、まさに明日も頑張ろうという気持ちにさせてくれる存在です」と、新たな味わいに太鼓判を押した。

ビールそのものの価値があらためて問われる今、スーパードライは「辛口×冷え」を武器に勝負を挑む。3.0はブランドにとって新たな転換点となるのか、今後に注目したい。

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