Balazs Koranyi
[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表した9月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年同月比3.8%上昇し、伸び率は前月の3.2%から加速したほか、市場予想の3.6%を上回った。
エネルギーコストの高騰により今後数カ月でさらに上昇する見通しであるため、欧州中央銀行(ECB)に追加利上げ圧力がかかり続けそうだ。
インフレ加速は主に燃料や天然ガスの価格上昇、そして程度は低いものの食料品の価格上昇が要因となっている。
一方、変動の激しい食料品や燃料価格を除くコアインフレ率は、サービス価格の上昇を受けて2.4%から2.5%に拡大した。
ECBにとって、今回の統計は強弱入り交じる内容と受け止められそうだ。総合インフレ率が目標の2%からさらに上振れしたことは懸念材料で、追加利上げを求める声が強まるとみられる。
一方、コアインフレ率の上昇が小幅にとどまっていることは、高水準のエネルギーコストが2次的影響をまだ生み出していないことを示唆している。
キャピタル・エコノミクスのジャック・アレンレイノルズ氏は「9月のインフレ統計を受けても、ECBは12月まで追加利上げを待つ可能性が最も高いとの見方は変わらない」と指摘。「ただし、今後数週間でエネルギー価格がさらに上昇すれば、10月に利上げしても大きな驚きではない」と述べた。