Emily Chow Florence Tan
[シンガポール 2日 ロイター] - 調査会社のデータによると、9月にホルムズ海峡を通過した液化天然ガス(LNG)の輸送船の数がイラン戦争開始以来、月間で最多となった。安全上の懸念や不確実性が続く中でも、出荷が増えた。
S&Pグローバル・エナジーによると通過したのは19隻で、カタール発が13隻、アラブ首長国連邦(UAE)発が6隻だった。同社のシニア・プリンシパル・アナリスト、エリック・イェップ氏によると、米国とイランの合意が効力を持ち始めた6月の15隻を上回った。
同氏は「ホルムズ海峡のLNG船通過は9月後半に加速した。このペースが10月も続けば、月間の通過量は開戦前の25%まで回復する可能性がある」と述べた。
ケプラーのデータによると、9月にホルムズ海峡を通過したLNG船は21隻となり、6月の15隻から増加した。
ケプラーとLSEGの船舶追跡データによると、今週はカタールのラスラファン輸出ターミナルから貨物を運ぶLNG船3隻が、いったん追跡データから姿を消した後、海峡の外で確認された。
イェップ氏は「最大の懸念は、ホルムズ海峡経由のLNG輸送を冬の間も維持できるかどうかだ」と述べた。
海峡経由の輸出拡大をイランが自国の海峡支配による影響力の低下と受け止め、軍事行動を激化させるかどうかや、多額の費用がかかる米海軍の護衛付き船団輸送が継続できるかどうかが鍵を握るとの見方を示した。