[1日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクック理事は1日、このところの供給ショックは予想以上に長期的な影響を及ぼしており、FRBの金融政策運営で重要性が高まっていると述べた。
クック氏はニューヨーク連銀で開かれたイベントで、同連銀のウィリアムズ総裁と対談し「従来の見方では、金融引き締めは原油価格や戦争には効果がない一方、われわれがより懸念する雇用や生産を冷え込ませる恐れがあるため、供給ショックは見過ごされてきた」と指摘。ただ現在は、供給ショックの影響を受けるセクターなどに応じて、「最適な政策対応」が異なる可能性があるとの見方を示した。
また、人工知能(AI)による投資拡大とそれに伴うインフレ圧力が2027年の主要なリスクの1つになると指摘。「AI関連投資の拡大で、容易には解消しない可能性のあるインフレ圧力が生み出されている」とし、「このことが27年について現時点で最も懸念している要因の1つになっている」と語った。
長期的にはAIが生産性向上につながるとの見方を示しながらも、「インフレ抑制につながる生産性向上の効果がいつ現れるのか、また次にどこで供給網のボトルネックが発生するのかを懸念している」と述べた。