Gayatri Suroyo Bernadette Christina
[ジャカルタ 1日 ロイター] - インドネシア統計局が1日発表したデータによると、8月の貿易黒字額は35億5000万ドルで、市場予想の約6億3000万ドルを大幅に上回り、2025年9月以来最大となった。経常収支悪化に対する懸念を和らげる可能性があるものの、一部のエコノミストはこの状況が持続可能ではないと考えている。
ダナモン銀行のエコノミスト、イルマン・ファイズ氏は、予想を下回った輸入が要因だと指摘し、これは一時的な現象だと述べた。
「特に交易条件の背景が不利になっていることを踏まえ、対外見通しについては引き続き慎重な姿勢を維持している」と説明。中央銀行が対外的な圧力に対処するために金融政策をさらに引き締めると引き続き予想しているとした。
8月の輸出額は前年同月比6.72%増の266億1000万ドルに達した。ロイター調査では4.3%増が予想されていた。
予想を上回る伸びは、非鉄ベースメタル製品、ニッケル、アルミニウム、銅、および基礎化学製品の出荷増加がけん引した。
輸入額は前年同月比19.09%増の230億6000万ドルとなったが、伸び率は市場予想の31.14%を下回った。
プルマタ銀行のエコノミスト、ファイサル・ラフマン氏は、9月の購買担当者景気指数(PMI)が改善していることから、今後も輸入の堅調な伸びが見込まれる一方、輸出は需要の鈍化による逆風に直面する可能性があると述べた。