Miho Uranaka
[東京 1日 ロイター] - 大和証券グループ本社は1日、山形銀行と資産運用分野を中心とした新たな協業体制の構築に向け、包括的業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。山形銀行が取り扱う投資信託や公共債の窓販口座を大和証券に承継・統合したうえで、大和証券が金融商品仲介業務を山形銀に委託する。地域の顧客基盤と証券会社の専門性を組み合わせ、資産形成や相続・事業承継を含むコンサルティング機能を強化する。
両社は2027年3月末までの最終契約締結を目指し、2028年中の新体制開始を予定している。現時点で提携による連結業績への影響は軽微とした。
両社によると、山形県では家計金融資産に占める有価証券の割合が約9%と全国平均の約25%を下回り、預貯金への依存度が高い。高齢化の進展に伴い、相続や事業承継を含めた資産管理ニーズが高まる中、資産形成・資産管理サービスの提供を強化するだけでなく、相続や事業承継、非金融資産も含めた総合的なコンサルティング体制の構築を目指すとしている。
大和証券は地方銀行との提携を通じた資産運用ビジネスを拡大している。これまで四国銀行や岩手銀行と包括提携を展開しており、資産形成サービスを強化してきた。