シドニー株式市場は急反落し、3月初め以来の大幅な下げを記録した。インフレ懸念とエネルギー価格の高止まりを背景とした世界的な債券売りでリスク選好が後退した。
S&P/ASX200指数は6月11日以来の安値で終了。主要セクターは軒並み下落し、構成比率の高い銀行株と鉱業株が下げを主導した。
豪債利回りは米国債に連動して上昇。指標10年債利回りは5.39%、3年債利回りは4.97%にそれぞれ上昇した。
債券利回りは、オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)の政策金利引き上げと、予想を下回る国内インフレ指標を受けて追加利上げ観測が後退したことで、直前の2営業日は低下していた。
ベル・ダイレクトのシニアマーケットアナリスト、グラディ・ウルフ氏は、投資家が「より長く高金利が続く」と見通し、それに伴う株式のバリュエーションへの圧力を見直していると指摘した。
金融株は2.1%下落し、7週間ぶりの大幅安。四大銀行は0.9─3.3%下落した。住宅ローンが主要な収益源となっている銀行にとって、国内住宅市場の低迷が圧迫材料となった。住宅価格の下落、販売の減速、住宅ローン残高の伸び鈍化が先行きを曇らせている。
ウルフ氏は、銀行にとって信用の質の急激な悪化よりも、融資の伸び鈍化や利ざや・収益の圧迫が差し迫った脅威だと指摘。「住宅価格がどこまで下がるか、金利上昇が延滞の大幅な増加につながるかが注目だ」と語った。
RBAは借り手のリスクを軽視しており、住宅価格がさらに20%下落してもオーバーローンとなる借り手は5%にとどまるとの見方を示した。
不動産株は2.5%下落し、4カ月半ぶりの大幅安となった。
鉱業株は銅価格の軟化を受けて1.9%下落。
ソウル株式市場は序盤の下げを取り戻し、2%弱上昇して引けた。韓国の貿易統計が市場予想を大幅に上回り過去最高を記録したことを受けて半導体株が上昇し、相場をけん引した。
総合株価指数(KOSPI)は一時1.1%下落したが1.95%高で終了、9月18日以来の大幅な上昇率となった。
未来アセット証券のアナリストは「輸出統計を受けて半導体セクターが堅調となり、国内市場をけん引した。ただ伸びが続くかどうかは見極める必要がある」と述べた。
韓国の9月の輸出は前年同月比83.5%増の1209億ドルと過去最高を記録し、市場予想の中央値(62.0%増)を上回った。世界的な人工知能(AI)関連投資を背景に、半導体出荷が3倍超に拡大した。
9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は53.9と、8月の52.3から上昇し、4カ月ぶりの高水準となった。半導体や自動車部門がけん引し、輸出需要の伸びが15年半ぶりの大きさとなった。
米半導体大手マイクロン・テクノロジーは30日、四半期売上が市場予想を上回るとの見通しを示し、長期供給契約に基づく顧客からのコミットメントが320億ドルに増加したと明らかにした。これはAI向けメモリー半導体の需要が衰えていないことを示している。
韓国の企画財政相は、当局が金融市場を注視し、必要があれば予防的措置を講じる考えを示した。
韓国の半導体大手サムスン電子は2.79%、同業のSKハイニックスは3.21%それぞれ上昇し、指数の上昇をけん引した。
売買銘柄数は916、うち値上がりは542、値下がりは332だった。
海外投資家は5473億ウォン(4億0293万ドル)の売り越しだった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
韓国 総合株価指数 6971 +133. +1.95 6814. 6971. 6765.
.35 31 49 36 06
前営業日終値 6838
.04
台湾 加権指数 4835 +413. +0.86 47961 48353 47893
3.49 36 .98 .49 .42
前営業日終値 4794
0.13
豪 S&P/ASX 8614 -174. -1.99 8789. 8789. 8613.
指数 .400 900 300 300 200
前営業日終値 8789
.300