[コペンハーゲン 29日 ロイター] - デンマーク製薬大手ノボノルディスクは29日、実際の診療データを分析した結果、同社の糖尿病治療薬「オゼンピック」の投与量を段階的に増やした2型糖尿病の成人は、米同業イーライリリー の「マンジャロ」に切り替えた患者と比べて主要な心血管イベントのリスクが低いことが判明したと発表した。

ノボノルディスクによると、オゼンピックの用量を1ミリグラムから2ミリグラムに増量した患者は、最大15ミリグラムのマンジャロに切り替えた患者と比較して、主要な心血管有害事象のリスクが統計的に有意に6%低かった。

この結果はイタリア・ミラノで開催された欧州糖尿病学会(EASD)で公表された。

成人63万6525人を対象とした分析では、初回処方から365日以内に67.2%がオゼンピック1ミリグラムの服用を維持し、29.2%がオゼンピック2ミリグラムへの増量、またはマンジャロへの切り替えのいずれかにより治療内容を変更していた。

720日後の追跡調査では、57.4%がオゼンピック1ミリグラムを継続し、36.9%が2ミリグラムへ増量し、5.7%がマンジャロに切り替えていた。

ノボノルディスクの医療部門エグゼクティブディレクター、マイケル・ラディン氏は「これらの実際の診療データから得られた知見は、投薬量を増やす戦略が心血管への影響にどうかかわってくるのかを理解する手掛かりとなり、患者ケアにおける重要な判断材料になる」と述べた。

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