[東京 30日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比1.28%(837円54銭)高の6万6318円81銭となった。原油価格の下落や米利上げ観測の後退などが好感され、AI(人工知能)・半導体関連株を中心に買いが入り一時1.58%(1037円71銭)高の6万6518円98銭まで上昇した。ただ、中間期末で見送り気分もあり、前場中盤からは高値圏で一進一退の動きとなっている。
・前日の米株市場で半導体関連株が上昇。その流れで東京市場でも同様に買われ日経平均を押し上げ。
・時間外取引の原油先物が反発したが、直近の価格下落が安心感に。
・中間期末でポジション調整の動き目立つ。追加の買い材料が見当たらず、後場は模様眺めとなる可能性。
・前日の日経平均の配当権利落ち分(市場試算で383円)を埋め切る。
・TOPIXは0.86%高の4076.04ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆2858億9800万円。
・東証33業種では、値上がりは海運や鉱業、保険など16業種、値下がりはその他製品や精密機器、医薬品など17業種。
・個別では、キオクシアHLDGが大幅高。ソフトバンクグループもしっかり。ソニーグループはさえない。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが768銘柄(49%)、値下がりは726銘柄(46%)、変わらずは55銘柄(3%)。
<日東フィナンシャルグループ 代表 中島肇氏>
「日米当局による金融政策決定会合、米中首脳会談など大きなイベントを通過し、直近の相場で下落した分、買い戻しの動きが出ているようだ」
「原油価格が落ち着いたことや米利上げ観測の後退など、環境面で明るさが増し、買い安心感が生じている」
「きょうは中間期末で、引け間際にポジション調整から変動があるかもしれない。そのため、後場は短期筋が様子見になる可能性が高い」