東京都町田市のフェリシア高校(私立)は、1限の授業を10時に始める「オフピーク通学」を導入している。夜型の生活になりがちな高校生にとっては有難く、睡眠時間を確保できて授業への集中力も増すことが期待される。

30年以上前、筆者は鹿児島県の高校に通ったが、九州名物の「朝課外」があって7時30分頃から0限の授業が始まっていた。「朝課外や長期休業中の補習によって、予備校に行かずとも国立大学に受かる学力がつく」と言われ、有難いとは思ったものの、御多分に漏れず夜更かしをしがちだったので、早起きは辛く眠い目をこすりながら登校した記憶がある。寝不足のためか、正規の授業で居眠りをする生徒も多く、朝課外ならぬ「朝加害」という悪い冗談も飛び交っていた。

高校生になると、生活の幅が一気に広がる。アルバイトをして自分でお金を稼ぎ、好きなことにのめり込む(課金する)ことができるようにもなる。通学時間や勉強時間の増加も相まって、就寝は遅くなりがちだ。高校生の時期は生理的に「夜型」になりやすいと言われるが、社会的に見てもそうだ。

<図1>によると、午前0時以降に寝る子の割合は小学生では3%、中学生では17%だが、高校生では42%と一気に増える。それは「遅起き」にもつながるようで、早起きをする必要がない日曜日のデータだと、9時以降に起きる子の割合は小学生で20%、中学生で29%、高校生で43%と、発達段階が上がるにつれて上昇する。平日、いかに無理をして早起きをしているかがうかがわれる。

弁当作りをする母親はもっと大変
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