Phoebe Seers

[ロンドン 30日 ロイター] - 銀行規制の国際基準を策定するバーゼル銀行監督委員会のテデーン議長は30日、金融リスクの相互関連が強まる中、銀行監督当局間の国際協力は難しさを増しているとの認識を示した。

監督体制が分断されれば、複数の国・地域にまたがるリスクの把握や管理が難しくなる恐れがあると警告した。また中央銀行の独立性が重要だとも強調した。

「地政学的な緊張が見通しを一段と不透明にしている」と述べた。

こうした緊張により、人工知能(AI)に伴うリスクから将来の金融危機への対応まで、監督当局や関係機関が今後どこまで連携できるのか、既に疑問が生じていると指摘した。

テデーン氏はバリ島で開かれた第24回銀行監督者国際会議で演説し、「監督体制の分断は、最終的には金融の分断を招く。情報の空白が広がり、規制の違いを利用する機会が増える。国境を越えるリスクの把握や管理も難しくなる」と語った。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。