Steve Holland Menna AlaaElDin
[ワシントン/カイロ 29日 ロイター] - カタール政府は29日、米国とイランの間で進めるシャトル外交が事態打開につながることに期待を示した。ただ、トランプ米大統領は、イランが核開発計画で譲歩することと引き換えに米国が制裁を緩和し、凍結資産解除に応じる用意があるとの一部報道を否定している。
カタール外務省の報道官は記者団に「われわれは双方のメッセージを伝達しており、紛争の影響からわれわれ全てを守る合意に向け、共通の基盤を築こうと取り組んでいる」と述べた。
米国とイランは、8カ月目に入った戦争の出口を見いだせずにいる。ニューヨークで先週開かれた国連総会の期間中に交渉は活発化の様相を見せたが、ホルムズ海峡再開に向けた合意には至っていない。
カタールは、一時停戦につながった6月の覚書締結を支援したのに続き、再び和平の担い手として浮上している。米国とイランの当局者は28日、それぞれ別々にカタールの仲介者と協議した。29日にもやりとりがあったかどうかは不明。
一方、トランプ氏は29日、「彼らが現時点で降参するのかどうかは分からないが、いずれ降参するだろう」と述べ、「彼らは非常に苦戦している」とも語った。
前日には、アクシオスとCNNの報道を自身のソーシャルメディアで否定。両社は匿名の米当局者の話として、イランが核問題で「具体的な進展」を示すことを条件に、トランプ氏が最終合意の一環として制裁緩和とイランの凍結資金解除に応じる意向だと報じていた。
これに対し、イランのペゼシュキアン大統領は27日放送の米CBS番組「フェース・ザ・ネーション」のインタビューで、核開発計画やその他の問題について協議する用意があるが、「威圧や強制」は受け入れないと述べた。
イランは先週の国連総会で、ホルムズ海峡再開と戦闘の一時停止に向け、7日間の期限を設ける和平案を提示した。
トランプ氏は26日にこの案を拒否したが、イランのアラグチ外相は27日、米政府から仲介者を通じた正式な拒否の通知はないと述べた。