[教皇専用機内 28日 ロイター] - ローマ教皇レオ14世は28日、フランス訪問中に死亡ほう助の制度に反対する立場を示したことは適切だったとの考えを示し、カトリック教会の見解を共有したかったと述べた。
フランス議会は7月、長年にわたる激しい議論の結果、不治の病を抱える人の「死ぬ権利」を法的に認めたが、国内のカトリック司教らから強い反発が出た。
教皇は4日間のフランス訪問を終えてローマに戻る機内で記者団に「それが政治だというなら、私はそうした。だがフランスの政治に関与するためではなく、教会が真に信じることを説くためだった」と述べた。
教皇はフランスの3都市を巡る中で、死亡ほう助の制度を繰り返し批判。27日にはルルドで医療従事者に対し、「苦しむ人に寄り添うことが仕事であって、その人を排除することではない」と述べた。
教皇は28日、教会と国家の間の一線を越えたとは考えていないと説明。「フランスを訪れたのは、何よりも福音を説くためだった」と述べた。
カトリック教会は、全ての人間の命は神聖であると教え、人工妊娠中絶、死亡ほう助、死刑に反対している。