[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は反落。原油価格と米債利回りの上昇が相場の重しとなった。投資家は、米国とイランの和平合意を巡る不確実性や、それに伴う米連邦準備理事会(FRB)の金利の道筋への影響を見極めようとしている。
S&P総合500種の下落率は8月20日以来の大きさとなった。
原油価格は、トランプ米大統領がイランの和平案を拒否したことを受けて上昇した。ただ、仲介国カタールが合意の可能性を探るため両国と協議するとの期待から、上げ幅を縮小した。
米国債利回りは原油と軽油の値上がりを背景としたインフレ懸念に加え、追加利上げの可能性を示唆するFRB当局者の発言を受けて上昇している。
クレセット・キャピタル・マネジメントの最高投資ストラテジスト兼創業パートナー、ジャック・アブリン氏は「イラン情勢が原油価格を押し上げ、原油価格がインフレを押し上げ、インフレが金利を押し上げている」と指摘。「金利水準からみて、債券が株式に比べてかなり魅力的に映る局面に入りつつある。これは約20年ぶりのことで、注目すべき状況だ」と述べた。また「今は企業収益よりもバリュエーションが焦点になっている」と語った。
個別銘柄ではボーイングが6.9%急落し、ダウの主な押し下げ要因の一つとなった。米連邦航空局(FAA)が、新たに判明したソフトウエアの問題が解決するまで「737MAX10」の認証を遅らせると発表したことを嫌気した。
一方、半導体大手エヌビディアは相場全体に逆行して1.6%上昇。自社株買い枠を1500億ドル拡大したことが材料視された。
テスラは3.9%安。JPモルガンが第3・四半期の納車台数の低迷を理由に目標株価を引き下げた。
FRBのクック理事は28日、人工知能(AI)関連の需要と原油高を背景に、今後数カ月はインフレ圧力が続くとの見通しを示した。ただ、追加利上げが必要になるとの明言は避けた。
経済が堅調なペースで成長していることを示す経済指標などを背景に、FRBが10月の会合で利上げするとの観測がここ数日で強まっている。CMEのフェドウオッチによると、市場は現在、同会合で少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利上げが行われる確率を70.3%織り込み、1週間前の57.6%から上昇している。
今週はFRBの政策の方向性を左右し得る重要経済指標の発表が相次ぐ。物価や労働市場に関する指標が予定され、10月2日には雇用統計が発表される。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.55対1の比率で上回った。ナスダックでも2.56対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は167億1000万株。直近20営業日の平均は168億5000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 51481 -347 -0.6 51648 51780 51409
.51 .11 7 .48 .50 .65
前営業日終値 51828
.62
ナスダック総合 26820 -248 -0.9 26935 26990 26709
.38 .34 2 .76 .02 .69
前営業日終値 27068
.72
S&P総合500種 7683. -59. -0.7 7721. 7724. 7666.
69 72 7 70 15 60
前営業日終値 7743.
41
ダウ輸送株20種 19582 +10. +0.0
.54 32 5
ダウ公共株15種 1004. -5.8 -0.5
50 2 8
フィラデルフィア半導体 12465 -203 -1.6
.24 .69 1
VIX指数 16.07 +1.2 +8.0
0 7
S&P一般消費財 1803. -29. -1.5
80 02 8
S&P素材 626.2 -4.6 -0.7
8 6 4
S&P工業 1429. -14. -1.0
09 37 0
S&P主要消費財 920.8 +3.6 +0.4
6 8 0
S&P金融 902.5 -10. -1.1
5 41 4
S&P不動産 265.4 -1.0 -0.3
5 1 8
S&Pエネルギー 953.2 +2.0 +0.2
6 5 2
S&Pヘルスケア 1997. +5.8 +0.2
92 6 9
S&P通信サービス 468.5 -7.9 -1.6
5 4 7
S&P情報技術 7243. -51. -0.7
98 27 0
S&P公益事業 399.0 -2.6 -0.6
1 3 5
NYSE出来高 13.20
億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 6583 + 大阪比
0 260
シカゴ日経先物12月限 円建て 6578 + 大阪比
5 215