Sinéad Carew
[28日 ロイター] - 28日の米国債利回りは上昇し、30年債利回りは一時、2004年5月中旬以来の高水準を付けた。トランプ米大統領がイランの和平案を拒否したことを受けて原油価格が急伸し、インフレ長期化と米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げへの警戒感が高まった。
10年債利回りも一時、07年6月中旬以来の高水準を付けた。30年債利回り、10年債利回りとも、その後上昇幅を縮小した。
トランプ氏が26日、ホルムズ海峡を再開し中東での戦闘を終結させるとするイランの提案を拒否したと表明したことを背景に、米原油先物は約2%上昇。 これを受け、CMEのフェドウオッチによると、市場が織り込むFRBが10月に25ベーシスポイント(bp)の追加利上げを実施する確率は68%と、25日の64%から上昇。12月の追加利上げ観測も強まった。
LPLファイナンシャルのチーフ債券ストラテジスト、ローレンス・ギラム氏は「トランプ氏が中東停戦案を拒否したことで原油価格が再び上昇している。イランを巡る紛争の不確実性が残る限り、債券利回りには上昇圧力がかかり続ける公算が大きい」と指摘。「原油高は今後のインフレ指標に波及する。市場は今後12カ月にわたるFRBの利上げサイクルを織り込んでいる」と述べた。