[28日 ロイター] - 米半導体大手のエヌビディアは、自社株買いの枠を1500億ドル拡大した。2024年に承認されたアップルの1100億ドルを上回り、自社株買いプログラムとしては過去最大の増額となる。
エヌビディアの株価は、序盤の取引で3%超上昇した。年初から前週末25日終値までで20%を超える上昇となっている。
この追加承認により、エヌビディアの残りの自社株買い枠は2350億ドルに拡大した。人工知能(AI)の学習・推論向け需要の急拡大がキャッシュの創出を後押しする中、同社は28会計年度までにこの枠を使い切る見込みだ。
7月から9月23日までの同社の自社株買いは、全体としてほぼ50%減速していた。ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は声明で「当社のキャッシュ創出力は、この変革を推進する技術への投資と株主還元を両立する余力をもたらしている」と述べた。
LSEGがまとめたデータによると、同社の今後12カ月の予想利益に基づく株価収益率(PER)は約16.5倍と15年1月以来の低水準で、過去15年の平均である30倍を大幅に下回っている。一部のアナリストは、これを利益成長への期待が鈍化している兆候だと指摘している。