研究者たちはこれまでに何を発見したのか?

チームは今回、地中から採取した試料を分析することで、この地形が自然にできたものなのか、それとも人間によって造られたものなのかを判断する手がかりを得たいとしている。

ジョーンズは9月23日、これまでに地下約18メートルの深さまで試料を採取したと明らかにした。

「これまでのところ、有機物を豊富に含む層が複数見つかっている。われわれは、これが腐敗した方舟の上部の残骸である可能性があると考えている……地形内部で掘削した穴からは、今のところ基盤岩も固い石灰岩も確認されていない。現在までに得られた結果は、この場所が単に石灰岩や基盤岩によって自然にできた形にすぎないという主張に疑問を投げかけるものだ」

ただし、これらはあくまで調査チームによる現段階での予備的な観察結果に過ぎない。採取された試料については、今後、研究機関で詳しい分析を行う必要がある。より詳細な報告は数週間以内に発表される見通しである。

ジョーンズは語った。

「地下に何があるのかを調査するうえで、大きな前進だ。現在は研究機関で分析するための実物の試料を採取しており、来年にはさらに現地調査を行う予定だ。国際調査チームによる最初の調査となった今回の活動によって、ノアの方舟をめぐる研究はまったく新しい段階に入った」

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 進化するテロリズム
2026年10月6日号(9月29日発売)は「進化するテロリズム」特集。

9.11から25年。安価なドローンとAIとSNSの普及で、テロ組織は力を蓄え、脅威を増している

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます