天文学研究チームが初めて太陽系外の惑星から届いた電波を捉えることに成功した。地球から遠く離れた惑星の磁場測定に役立つことが期待されている。
この研究は、ハーバード大学とスミソニアン協会、オレゴン大学の研究チームが論文投稿サイトのarXivに発表した。「地球から約64光年離れた太陽系外の巨大惑星『がか座ベータ星b』から届いたオーロラ電波バーストを初めて直接検出した」と報告している。
地球上で見られる北極光や南極光のようなオーロラは、荷電粒子が地球の磁場や大気と相互作用して発生する。
研究チームは今回、64基のパラボラアンテナを連結した南アフリカのミーアキャット望遠鏡を使い、がか座ベータ星bのある恒星系を2025年から2026年にかけて4回にわたって観測した。
「オーロラ電波バーストは太陽系の惑星や一部の超低温矮星で観測されている。しかし検出された電波が恒星ではなく太陽系外の惑星から来ていることを明確に特定した前例はなかった」と研究チームは述べ、今回の電波はがか座ベータ星bから来ていることを突き止めたとしている。
これまでの電波観測では、太陽系外惑星からの信号をたとえ検出できたとしても、発信源が惑星なのか恒星なのかを区別することができなかった。しかし今回、研究チームは、がか座ベータ星bが発信源だったことを突き止めたとしている。
次のページ