David Shepardson

[ワシントン 25日 ロイター] - グリア米通商代表部(USTR)代表は25日、CNBCに対し、対カナダ通商交渉について、トランプ大統領は現状に満足していると述べた。来週にはカナダ製品を対象とした新たな米輸入禁止措置が発効し、米政府は来年1月からカナダ製の自動車、部品、鉄鋼に50%の関税を課すと警告しているが、トランプ政権はカナダとの通商対立を維持することに問題はなく、米国側に急ぐ理由はないとした。

この発言は、米政府が譲歩の必要をほとんど感じていないことを示している。

米国が近く導入する輸入禁止措置は、アルコール飲料、オートバイ、乳製品を含む幅広いカナダ製品が対象。1月の関税50%への引き上げは、北米の自動車生産に重大な影響を及ぼす可能性がある。

一方、カナダによる米製品への報復関税は今月に入って発効した。

グリア代表は「石油、ガス、カリ肥料など、必要なものは依然としてカナダから得られている。農産物も国境を越えて相互に出荷しており、両国間には引き続き活発な貿易がある」と述べた。その上で「われわれは現状に満足している。カナダは時折こちらに連絡してきて、合意の可能性について良好な対話を行っているが、米国側に急ぐ理由はないと言える」と語った。

在ワシントンのカナダ大使館は現時点でコメントしていない。

一部の専門家は、トランプ政権がまずメキシコとの合意を目指しているとみている。これによりカナダとより有利な合意を結ぶための交渉力が高まる可能性があるためという。メキシコ当局者は今週、メキシコとの次回交渉が10月に行われる可能性があると述べた。

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