Joshua McElwee

[パリ 25日 ロイター] - ローマ教皇レオ14世は25日、4日間の日程でフランス入りした。戦争に揺れる世界に向けて平和のメッセージを伝えるほか、性的虐待スキャンダルで傷ついたカトリック教会の信頼を回復したい意向だ。

また、AI(人工知能)開発に関する国際的なルール策定を改めて呼びかけ、欧州の未来に向けたビジョンも提示する。

教皇は晴天のパリ・オルリー空港で、マクロン大統領夫妻や子どもたちの出迎えを受けた。訪問中、南西部のカトリック巡礼地ルルドや、ドイツ国境近くのメッスを訪問する。

25日は、エリゼ宮でマクロン氏らに向けて演説するほか、国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部に訪問する。 修復されたノートルダム大聖堂で祈りの儀式を執り行う。

26日にパリ中心部で行われる野外ミサには、約60万人が参加登録を済ませている。27日、メッスで「平和と統一に向けた欧州のルーツ」と題した演説を行う。

ローマ教皇のフランス公式訪問は約20年ぶり。2021年に発表された報告書では、過去70年間にわたり約33万人のフランスの子どもたちがカトリックの聖職者や信徒指導者から虐待を受けていたことが明らかになった。現地の教会指導者は今回の訪問が教会の信頼回復につながることを期待している。

教皇は、パリに向かう機内で記者団に対し、訪仏は平和のメッセージを伝えるためとし、「このメッセージは、皆が承知している通り、現時点で特に重要だ」と語った。

米国出身で初の教皇であるレオ教皇は、イラン戦争を批判してトランプ大統領の反発を招いた。

トランプ氏によるCNNなどの報道機関のホワイトハウス締め出しに関する質問に、教皇は、自身の訪仏を全ての報道機関が取材することを歓迎すると述べ、報道の自由への支持を示した。

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