Kentaro Okasaka
[東京 25日 ロイター] - インパクトのある新事業を創出したスタートアップを表彰する政府主催の「日本スタートアップ大賞2026」の受賞企業が25日、発表され、大賞(内閣総理大臣賞)に知能ロボットコントローラー開発・販売のMujin(ムジン、東京都江東区)が選ばれた。情報通信スタートアップ賞にはサカナAI(東京都港区)が選出された。
Mujinは物流・製造現場の作業を自動化する「汎用的知能ロボットコントローラ」を提供している。滝野一征最高経営責任者(CEO)はロイターの取材に、フィジカルAI(人工知能)は日本に強みがあるとし「ディープテックの戦いというのは国と国の戦い。(自社への)授賞はそこをしっかり国としてサポートし、国策にまで上げるんだという決意だと思う」と話した。
サカナAIの共同創業者・社長の伊藤錬氏は「技術を作るだけでなく、世の役に立てるというところが評価されたのかなと思う」と話した。金融機関の融資業務支援や、防衛省・自衛隊向けの安全保障領域などで実装されているとし、今後の展望として「高市早苗首相ではないが防衛をやってやってやりまくる。そうすれば防衛用に作ったものがインフラや物流、電力など民生用にも使えるようになる」と語った。
防衛スタートアップ賞には水上ドローン(USV=無人水上艇 )を展開するオーシャニック・コンステレーションズ (神奈川県鎌倉市)が選出された。本田拓馬共同代表は「安全保障は重要な社会命題。まずは人命リスクを抱えながら自衛隊の皆さんがやっているような警戒監視に無人機を適用することでしっかり貢献していきたい」と話した。
高市政権は、成長基盤の強化に向けたスタートアップ支援を主要政策の一つに掲げている。