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Claire Fu Ben Blanchard

[25日 ロイター] - 現代風にアレンジした中国の伝統衣装に身を包み、通訳を介さずにメラニア・トランプ米大統領夫人と英語で歓談し、少年少女合唱団の歌に合わせて静かに口ずさむ──。

中国の習近平国家主席のワシントン訪問で、妻の彭麗媛氏は「ソフトパワー」を発揮する強力な武器となっている。貿易から台湾問題まで幅広い分野で米中が対立する中、より穏やかで親しみやすい中国のイメージを打ち出している。

ワシントンのスミソニアン国立アジア美術館で24日、中国民謡「茉莉花(ジャスミン)」を披露した合唱団の子どもたちは、彭氏に「彭お母さん、ありがとう」と呼びかけた。

中国の謝鋒駐米大使は、彭氏が拍手を送る動画をXに投稿し、同氏の外交面での役割を強調した。謝氏によると、彭氏は「米国の若者たちに、中国の言語と文化を学び続け、米中友好の懸け橋になるよう励ました」という。

北京の調査会社トリビアム・チャイナの地政学アナリスト、ジョー・マズール氏は「時に非常に厳しい駆け引きとなる外交に人間味をもたらし、米中関係に和やかな雰囲気を作り出す役割を果たしている」と指摘した。

一方、中国の交流サイト(SNS)では、今回の訪米中の彭氏の活動やファッションに関する投稿が依然として厳しく制限されている。

彭氏は以前、軍のソプラノ歌手として知られていた。2007年の国営誌のインタビューでは、「夫が帰宅しても、家に指導者がいると思ったことはない。私にとっては、ただの夫だ」と語った。習氏については、質素で勤勉、気取らない人柄だと説明した。

質素な家庭に育った彭氏は、HIV感染者やエイズ患者への支援など、困難な社会課題に取り組んできた。彭氏は習氏の2人目の妻で、2人の間には米ハーバード大学で学んだ娘がいる。習氏は外交官の娘だった最初の妻と離婚している。

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