Maria Martinez
[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツの大手製造業者を代表する業界団体BDIは25日、中国に関連する経済的リスクを低減するため、より断固とした取り組みを行うよう求めた。欧州は広範な保護主義を避けつつ、サプライチェーン(供給網)の多様化を図り、新たなパートナーシップを構築しなければならないと訴えている。
政策提言書で「デリスキング(リスク低減)」をより一貫して推進すべきだと述べたが、具体的な措置については言及しなかった。
BDIは「中国経済との構造的な競争は、開放的な社会的市場経済にとってますます大きな課題となっており、適切な産業・通商政策による対応が求められている」と指摘。欧州連合(EU)は反ダンピング(不当廉売)措置や反補助金措置など、不公正な競争に迅速に対応するための手段を持つべきだと述べた一方で、新たな貿易保護措置は慎重に調整されなければならないと警告した。
また、ドイツとEUに対し、経済的・安全保障上の利益に基づき、他の地域との連携を拡大するよう求めた。
さらに、欧州は米国に対しても、より断固とした姿勢を示すべきだと表明。「米国の保護主義的措置が欧州企業の競争力を損なう場合には、長期的な戦略的関係を損なうことなく、適切な欧州側の対抗措置を検討すべきだ」と述べた。