Patricia Zengerle
[ワシントン 24日 ロイター] - 米上院は24日、トランプ大統領に対してイランに対する軍事行動を終結させるか、議会の承認を得るよう求める決議案を僅差で否決した。11月の中間選挙を前に、民主党は国民に不人気のイラン戦争を巡り共和党を守勢に立たせようとしている。
共和党が議会多数派を維持できるか苦戦していることが世論調査で示される中、共和党内でも食品やエネルギー価格の上昇を招いた対イラン戦争から距離を置く動きが広がっている。
しかし、上院での採決結果は決議案反対が50、賛成が49で、大半が党派に沿った投票となった。共和党からは4人が賛成に回った。同決議案は7月に下院を通過した。
採決は象徴的な意味合いが強く、トランプ政権はこれまでの戦争権限決議の採決結果を受けても政策を変更していない。民主党は、イラン戦争に対する共和党の立場を有権者に印象付ける手段として採決を位置付けている。
上院はこれで、イラン戦争権限決議案を14回審議したことになるが、賛成多数となったのは2回のみ。下院は6回採決を行い、うち3回で紛争終結への賛成が反対を上回った。上下両院を通過したのは1件のみで、ホワイトハウスはその結果を無視している。