Nerijus Adomaitis Jonathan Saul Seher Dareen

[オスロ/ロンドン 24日 ロイター] - サウジアラビアが紅海の輸出拠点ヤンブーにつながる東西パイプラインで原油の輸送量を段階的に増やしていることが、業界関係者や衛星画像、海運データで明らかになった。ただ、タンカーへの積み込みはまだ再開されていない。

サウジは今月初めのドローン(無人機)攻撃で停止していた同パイプラインの操業を今週再開しており、米国とイランの戦争で混乱している中東からの石油供給が増加するとの期待が高まっていた。ただ、当初22日に積み出しが予定されていたことを踏まえると、関係者の発言や最新データからは出荷再開の進展が遅れていることがうかがえる。

業界関係者によると、原油はパイプラインを通じてサウジの紅海沿岸の製油所に送られているが、タンカーへの積み込みはまだ再開されていない。別の2人の関係者もタンカー積載が再開されていないと述べた。

国営石油大手サウジアラムコのコメントは得られていない。

別の関係者によると、アラムコは欧州の製油業者に対し、原油の出荷再開前にヤンブーでまとまった量を積み上げている段階だと伝えた。

22日午後に撮影されたコペルニクス・センチネルの最新の衛星画像には、ヤンブーの北ターミナルに大型原油タンカー(VLCC)1隻、南ターミナルにスエズマックス型タンカー1隻が停泊している様子が写っていた。

調査会社ケプラーのデータによると、9月24─27日にヤンブーで積み込み予定の原油タンカーは約6隻。23日に積み込み予定だった船舶2隻は積載を行わなかった。

事情に詳しい関係者3人によると、サウジは22日に東西パイプラインの操業を再開したが、フル稼働に戻るには6週間以上かかる可能性があるという。

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