Amanda Cooper Sophie Kiderlin
[ロンドン 24日 ロイター] - 米30年債利回りが24日、一時5.45%をわずかに上回る水準まで上昇し、2004年以来、20年超ぶりの高水準を付けた。堅調な経済成長や高水準の債務、インフレ懸念を一段と強めるエネルギー価格の上昇を背景に、投資家が国債保有に対しより高い利回りを求める中、売りが拡大している。
指標となる10年債利回りは5.158%となっている。
米国の30年固定住宅ローン金利は戦争前と比べ1%ポイント上昇し、足元では7%と過去約2年間で最も高い水準にある。住宅ローン金利は米国債利回りに連動する。
イラン戦争によるエネルギー価格の高騰や、政府支出を巡る懸念が強まる中、債券市場は数カ月にわたって圧力にさらされており、利回りは数十年ぶりの高水準に達している。
大和キャピタル・マーケッツの経済調査責任者、クリス・シクルナ氏は「金利が上昇するほど全体の見通しが悪化するのは明らかだ。米国の住宅ローン金利はより高くなり、連邦政府の債務利払い負担も一層大きくなる」と述べた。