Michael S. Derby
[24日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のポールソン総裁は24日、高止まりするインフレ率を米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に戻すには、追加利上げが必要になる可能性があるとの見解を示した。
ポールソン氏は同地区連銀で開催されるイベントの講演原稿で、インフレは「依然として高止まりしている」とした上で、「インフレ率を2%に戻すことが最優先課題であり、労働市場へのリスクを慎重に見極めつつ、目標達成につながる政策方針を支持していく」と語った。
また、「今後、状況が私の想定通りに推移すれば、控えめな追加引き締めが正当化される可能性がある」と述べ、インフレを望ましい水準に戻す上で必要になるとの認識を示した。
ポールソン氏はFRBの先週の利上げ決定を支持したとした上で、会合前に「リスクバランスが変化した」ほか、「基調的なインフレの改善がほとんど、あるいは全く見られなかった」と指摘した。
さらに、インフレ押し上げの一因として、テクノロジー分野への旺盛な投資を指摘した。
米経済については「かなり底堅く、勢いを増しつつある兆候を示している」と言及。「関税措置や中東の紛争によるショックにもかかわらず、足元の消費の伸びは堅調であり、人工知能(AI)関連の投資拡大が投資全体をけん引しており、労働市場も安定している」との見方を示した。
ポールソン氏は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。