Libby George

[ロンドン 24日 ロイター] - 欧州復興開発銀行(EBRD)は24日、多くの新興国で成長が減速しており、戦争の影響で特にイラク、レバノン、ウクライナ経済が低迷しているとする報告書を公表した。

高いエネルギー価格や借り入れコストの上昇に加え、欧州の干ばつからホルムズ海峡の閉鎖継続などさまざまな問題が重なり、成長を押し下げていると指摘した。

EBRDは、対象とする41経済圏全体の2026年の成長率を2.5%と予想。6月時点の予測を0.6%ポイント下回る水準で、2回連続の下方修正となった。

ベアタ・ヤボルチク主任エコノミストは「懸念されるのは、ディーゼル燃料から小麦価格、借り入れコストに至るまで、複数の圧力要因が存在することだ」と指摘。「予測に対する下振れリスクは相当に大きい」と述べた。

下方修正幅が最も大きいのはイラクとレバノン。EBRDは、ホルムズ海峡閉鎖で原油輸出が抑制された結果、イラク経済は12%縮小すると予想。レバノンも、イスラエルとの紛争が経済活動の重しとなり5%縮小すると見込んだ。

ロシアの攻撃激化を理由にウクライナの予測を引き下げた。根強いインフレ圧力が金融環境の引き締めにつながっているとして、トルコも下方修正した。

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