[カイロ 23日 ロイター] - トルコとイラクは23日、トルコ軍がイラク北部の軍事基地を段階的にイラク政府に引き渡すことで合意した。米ニューヨークで行われた協議後に両国が明らかにした。

イラクのザイディ首相とトルコのエルドアン大統領が国連総会に合わせて会談し、共同声明で安全保障協力の深化で合意したと表明。「シンジャルにおける国家権力の完全な確立と、非合法な外国武装勢力の存在終結で合意した」とし、同地域を拠点を置くクルド人武装勢力に言及した。

引き渡しが決まったのは、モスル近郊の軍事拠点バシカ・ゼリカン基地。イラク軍の司令官によると、同基地ともう一つの小規模基地からの撤退は年末までに完了する見通し。

トルコは2015年、過激派組織「イスラム国」(IS)に対抗する訓練支援を理由にモスル近郊に軍を展開し、イラク政府との対立を招いていた。

在トルコ米大使でシリア・イラク担当特使のトム・バラック氏は今回の動きを歓迎し、「イラクの主権とトルコの安全保障の双方に資する」と述べた。

トルコは非合法組織クルド労働者党(PKK)の武装解除と数十年に及ぶ紛争終結を目指す和平プロセスを継続している。

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