[シンガポール 23日 ロイター] - 「スーパーエルニーニョ」による猛暑で、今年6月から2027年2月までに世界で最大45万1000人の超過死亡が発生する恐れがあると、米シカゴ大学などが参加する気候影響研究所の研究者らが23日明らかにした。

報告書によると、極端な暑さの日数は平年に比べて44%増える可能性が高いという。

26年9月─27年2月に猛暑関連の超過死亡が最も多い可能性が高い国は、ナイジェリアの3万1400人、インドネシアの1万9300人、スーダンの1万7600人。

ニジェール、チャド、ナイジェリア、スーダンを含むサハラ砂漠南部のサヘル地域では、今後6カ月間でさらに6万6800人の死者が出る可能性が高い。

フィリピン、ベトナム、タイ、カンボジアで新たに出る死者数は、合わせて1万9400人と予想されている。

エルニーニョが27年まで長引けば、超過死亡はさらに増える可能性があり、インドとパキスタンを含む北半球の主要地域は夏季に特に脆弱となるとみられる。

気候影響研究所は、今年のエルニーニョはわずか数十年後に通常となる気温をもたらす「未来からの絵はがき」と表現。今後数カ月の猛暑関連死に対処するため、緊急対応を優先度の高い地域に振り向けるべきだと指摘した。

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