大陸から何百キロも離れた最果ての海を探査した調査団は、水深3000メートルの深海にまで人間の活動の影響が及んでいる現実を目の当たりにした。
探査を行ったのはアルゼンチン沖のマルデルプラタ海底峡谷。海底にゴミが散乱する光景は、最果ての環境でさえも汚染とは無縁でいられない現実を見せつけていた。
今回の研究は学術誌のプロスワンに掲載された。調査団は水深4500メートルまで潜航できる無人探査艇を遠隔操作して海底を探査。ゴミが見つかった場所を地図上に記録し、プラスチックシート、袋、食品の包装材、漁具などの種類ごとに分類した。
研究を発表したアルゼンチン自然科学博物館のダニエル・ラウレッタ主任研究員は今回の発見について、「たとえ最果ての海の深海であっても、人間の活動から完全には切り離されていない」という現実を見せつけたと本誌に語った。
「深海は、私たちの日常生活から切り離された辺境の地に思えるかもしれない。しかし実際には海上での活動とつながっている」
共同研究者のディエゴ・ウルテアガによると、今回発見されたゴミは、漁船などの「沖合いで操業する船舶から発生した廃棄物」の可能性が大きいという。
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