マービンさんによると、15歳と16歳の弟は祖父母が拘束されてしまったことで苦しんでいるという。15歳の弟は「部屋からあまり出てこなくなった」とし、16歳の弟は「とにかく憤りでいっぱいになっている」と語った。
夫妻の弁護士は、この拘束が違法だとして連邦裁判所に提訴した。
航空機の不足
弁護士を雇う余裕のない人々の中には、収容施設で長期にわたって足止めされているケースもある。
ヤハイラ・モランさん(50)は、家庭内暴力の被害者として犯罪被害者ビザの申請中であるにもかかわらず、5カ月にわたって収容されている。
モランさんは9月上旬、手続きを断念し、母国ニカラグアへの帰国を申し出た。だが、強制送還を待つために収容されたままだ。
たとえ強制送還の対象であっても、手続きは容易ではない。受け入れ国との調整や、収容施設の広大なネットワークにまたがる移送が必要となる。
バイデン前政権下(民主党)で高官だったブラス・ヌニェスネト氏は「送還対象者を航空機に乗せるのは非常に難しい。利用可能な航空機の実数は、従来から大きな制約となっていた」と明かした。
トランプ政権は昨年、強制送還用にボーイング737型機を6機購入する契約を結んだ。しかしながら、事情に詳しい関係者によると、それらの航空機は依然として連邦航空局(FAA)の検査を受けており、まだ運用されていない。
元当局者らによると、移送に使われる既存の航空機は運送や法的な問題、外交上の障壁、あるいは受け入れ国が人数を制限しているため、定員に達しないまま出発することが少なくないという。
人権団体ヒューマン・ライツ・ファーストによると、ハイチ北部の沿岸都市カパイシャン息の最近の送還便では、搭乗者がわずか57人にとどまった例もあった。

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