インドネシアのジャワ海で先週末に発生した船の転覆事故では、依然として129人が行方不明となっている。現場周辺では高波や悪天候が続いて捜索・救助活動が難航しており、不明者の家族の間では絶望と苛立ちが募っている。
「バーゴ・トランスポート8」は乗客乗員243人を乗せ、東ジャワ州スラバヤから南カリマンタン州バンジャルマシンに向かっていたが、13日未明、悪天候のため転覆した。
公式発表によると、16日時点で死者は6人、救助された人は108人、行方不明者は129人で、13日から変わっていない。
バンジャルマシンの救助機関トップ、イ・プトゥ・スダヤナ氏はロイターに対し、16日は船舶6隻に加え、ヘリコプターや航空機を投入し、海面を捜索したと述べた。
現場付近では波の高さが最大2.5メートルに達し、風も強いため、沿岸警備隊と海軍は水中での捜索・救助活動を開始できずにいると説明した。
母を含む家族7人の消息を待つファウジさん(37)は、バンジャルマシンの救助対策本部で捜索状況の報告を待っているが、4日が経過し希望が薄れ始めていると述べた。
[ロイター]

Copyright (C) 2026トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
2026年10月20日号(10月14日発売)は「進化する世界の鉄道」特集。
鉄道黄金期を迎えたヨーロッパを旅する――コリン・ジョイス(ジャーナリスト)/豪快かつ特異なアメリカ大陸鉄道史/膨張する中国鉄路の野望/「夢の超特急」リニアの現実/韓国、アフリカ、インド……世界を駆ける鉄道新事情
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます