Nick Carey
[ロンドン 16日 ロイター] - 日産自動車は16日、新型の欧州向けハイブリッド(HV)コンパクトスポーツ用多目的車(SUV)「キックス」を英サンダーランド工場で生産すると発表した。組み立てのため1億7000万ポンド(2億2900万ドル)を投資する。
同社によると、生産するのは「キックスe-POWER」。サンダーランド工場では既に「キャシュカイ」「ジューク」と電気自動車(EV)「リーフ」を生産している。生産開始時期は明らかにしていない。
日産は事業再編を進めており、工場閉鎖や人員削減に加え、キャシュカイのEV版を含む一部モデルの計画を棚上げするなどしてコスト削減を図っている。
英国最大の組み立て拠点であるサンダーランド工場の先行きを巡っては、懸念の声が出ていた。
日産は6月、中国大手の奇瑞汽車(チェリー)に対し、サンダーランド工場にある2本の生産ラインのうち1本を貸し出し、同社の車両生産に活用してもらうことを検討していると明らかにしていた。
ロイターは同月、英政府がサンダーランド工場での長期的な事業継続の確約と投資を引き換えに、日産への財政支援を提供する方向で最終協議に入っていると報じた。