Sam Li Lewis Jackson
[北京 16日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落している。米原油在庫が予想外に増加したことが背景。一方で投資家は、サウジアラビアが紅海に面したヤンブー港での原油積み出しを停止したことによる供給リスクを見極めようとしている。
0028GMT(日本時間午前9時28分)時点で、北海ブレント先物は0.93ドル(0.86%)安の1バレル=107.82ドル、米WTI先物は0.97ドル(0.92%)安の104.86ドル。
両指標とも15日には3ドル超上昇し、5月19日以来の高値で取引を終えていた。ヤンブー港での積み出し停止を受けて供給懸念が高まった。
市場関係者によると、米石油協会(API)の週間在庫統計では米原油、ガソリン、留出油の在庫がいずれも増加した。
9月11日までの週の原油在庫は710万バレル増加。ロイターのアナリスト調査では約160万バレルの減少が予想されていた。
海運業界関係筋が15日に明らかにしたところによると、サウジアラビアの西岸にあるヤンブー港で、原油の積み出しが停止された。世界最大の原油輸出国であるサウジは数日前、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃を受け、東西パイプラインを停止したばかり。
サウジはこのパイプラインを通じ、日量約400万バレル(世界供給の約4%)を紅海に面する同港へ振り向けてきた。