[15日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズは15日、バングラデシュの信用格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。政治・対外面の圧力緩和を理由に挙げた。

長期的な成長の可能性と、根強い財政・銀行部門の脆弱性とのバランスを考慮し、長期発行体格付けは「B2」に据え置いた。

ムーディーズは「輸入コストの上昇、ガス供給の変動、既製衣料品部門が抱える課題にもかかわらず、経済は底堅さを示している」と指摘。

選挙後の政権移行と政府の強固な統治基盤により改革を巡る政治リスクが軽減した一方、外貨準備の再構築、為替相場の柔軟性、記録的な海外からの送金額により対外ポジションが強化されたと分析した。

2月に発足したラーマン政権は、根強いインフレ、成長鈍化、外貨準備への圧力が経済の重しとなる中、改革を推進するとともに、国際通貨基金(IMF)など国際金融機関からの新たな融資を模索している。

バングラデシュはまた、55億ドル規模の既存のIMF支援枠組みからの離脱を選択したことを受け、後継プログラムの交渉も進めている。

一方、S&Pは7月、銀行部門の問題やエネルギーリスクを理由に同国の見通しを「ネガティブ」に引き下げた。

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