[ソウル 16日 ロイター] - 北朝鮮は16日、米国が「原子力潜水艦同盟」を拡大し、世界の核安全保障を損なっていると非難した。米英豪による安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」発足から5周年に当たるタイミングで批判を強めた形だ。
国営メディアの朝鮮中央通信(KCNA)は論評で、国際問題評論家チェ・ジュヒョン氏の見解を引用し、 米国が核拡散の動きを強めていると指摘した。同氏は、米海軍の高官が日本と韓国に対し、原子力潜水艦の保有を促していると批判した。
論評は、米国と英国がオーストラリアの原潜取得を支援する枠組みであるAUKUSについて、米国が韓国や日本など他の同盟国にも拡大しようとするモデルになっていると指摘。韓国が原潜の取得を目指し、日本国内でも議論が進んでいる状況に言及した上で、こうした動きは北朝鮮による核抑止力の継続的な増強を正当化するものだと主張した。
KCNAはまた、キム・ガンイル国防次官が率いる北朝鮮国防省代表団が15日、中国で開催される地域安全保障会議「第13回北京香山フォーラム」に出席するため平壌を出発したと伝えた。