[香港/シンガポール 9日 ロイター] - 中国の新興人工知能(AI)企業ディープシークは、上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」への新規株式公開(IPO)に向け、中信証券を起用した。関係筋2人が明らかにした。
関係者によると、同社は年内のIPO手続き開始を目指している。上場時期や調達額、目標とする評価額は決まっていない。
ロイターは7月、ディープシークが評価額を5000億元(750億ドル)とする資金調達を進めていると報じた。投資家の資料や関係者によると、同社は6月、資金調達後の評価額を500億ドル超として約74億ドルを調達した。
AI開発競争には膨大な計算能力やデータセンターの処理能力、技術者が必要で、コストが増大している。国内外の競合各社は資金確保に向け、相次いで株式市場への上場を目指している。
中国の大規模言語モデル(LLM)開発を手がける北京智譜華章科技(Z.AI)とミニマックス(稀宇科技)は、いずれも今年、香港で上場した。ロイターは今月、新興AI企業ムーンショットAI(月之暗面)が香港でのIPOを非公開で申請したと報じた。