David Lawder

[アッシュビル(米ノースカロライナ州) 31日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォ​ーシュ議長は31日、20カ国・地域(G20)の財務相・中銀総裁らに対し、投資が世界的に急増しており、これが成長を後押しし、投資機会の不足で資本が滞留していた過去の「貯蓄過剰」を逆転させているとの認識を示した。

ウォーシュ議長は、2008年の世界金融危機前を含む過去のG20会合や、それ以降の数年間においても、参加者は「世界的な貯蓄過剰」について議論していたはずだが、状況は一転したと指摘。「今の状況を特徴づけるなら、それは『世界的な投資の急増』の局面だ」とし、長期停滞という概念はもはや当てはまらないとの見方を示した。

同議長がG20財務相・中央銀行総裁会議に出席するのは、5月の就任以来、初となる。

G20や主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の際にFRB議長が公の場で発言するのはまれだが、ウォーシュ氏はワイオミング州ジャクソンホールで開かれた年次の中央銀行総裁会議から直接、この会合に駆けつけた。

ウォーシュ氏はG20財務相・中央銀行総裁に対し、米国や他のG20の経済が、米議会予算局(CBO)など従来の予測機関の見通し(生産性の伸びが「抑制」された状態で年約1.8%)を上回るペースで成長できるかどうかを検証していると明らかにした。「われわれが問うべき核心的な問いは、潜在成長率がどの程度か、とりわけ生産性に何が起きているのか、ということだ」とウォーシュ氏は語った。

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