Svea Herbst-Bayliss

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米著名投資家ネルソン・ペルツ氏が率いるトライアン・ファンド・マネジメントは、現時点では米ファストフードチェーンのウェンディーズの非公開化へ向けた買収提案を行う計画がないことが明らかになった。事情に詳しい関係者がロイターに語った。

トライアンはウェンディーズの長年の株主であり、同社株の約16%を保有している。

ロイターは今月、トライアンがウェンディーズの非公開化へ向け、投資家コンソーシアムの支援を受けて買収提案を準備していると報じた。コンソーシアムにはブルーファイブ・キャピタルやフリン・グループが含まれるとされた。

関係者によると、トライアンはウェンディーズの業績に懸念を抱いており、最近の株価水準や評価倍率(バリュエーション)、さらに現在の経営戦略の方向性なども問題視しているという。

関係者はこうした状況により、トライアンは今後の方針についてオープンな姿勢を維持していると述べたが、それ以上の詳細については明らかにしなかった。

トライアンの広報担当者はコメントを控えた。ウェンディーズからはコメント要請に対する即時の回答は得られなかった。

買収提案の可能性をいったん後退させたことで、トライアンはウェンディーズの新最高経営責任者(CEO)であるボブ・ライト氏に、業績回復計画を実行するための時間を与えることになる。その計画は、売上減少によって大手ハンバーガーチェーンの中で第2位の地位を失った状況の改善を目指すものだ。

ライト氏は24日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルとのインタビューで、ウェンディーズはコスト削減のために品質を犠牲にしていたと語った。事業再建に向けた5項目の改革計画も明らかにした。

トライアンは2022年にもウェンディーズの非公開化を検討したが、2023年にはその計画を撤回した。

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