[26日 ロイター] - 米顧客管理ソフトウエア大手のセールスフォースは26日、通期の売上高見通しを引き上げた。人工知能(AI)を搭載した新たな自律型エージェントの企業での導入が加速し、販売を押し上げるとの自信を示した。株価は時間外取引で12%上昇した。
同社は、2027会計年度の売上高見通しを461億─464億ドルとし、従来の459億─462億ドルから引き上げた。通期の調整後1株当たり利益見通しについても、16.67─16.71ドルと、従来の14.06─14.12ドルから上方修正した。1株当たり利益見通しの引き上げは、発行済み株式数の減少を反映している。
今回の見通しは、セールスフォースが営業、サービス、マーケティング業務を自動化できるAI搭載ツールや自律型エージェントの分野で勢いを増していることを示している。同社はこの分野を今後の主要な成長ドライバーと位置付けている。
ベニオフ最高経営責任者(CEO)は「当社のAIおよびデータ製品に対する需要は驚異的な勢いで高まっており、年間経常収益(ARR)は間もなく40億ドルを突破する見込みだ」と述べた。
併せて発表した第2・四半期(7月31日終了)の売上高は、前年同期比11%増の113億5000万ドルと、アナリスト予想の113億2000万ドルを上回った。
同社はまた、AI企業アンソロピックとの提携を拡大する新たな取り組み「クロードフォース」を発表した。これにより、アンソロピックのAIモデル「クロード」をセールスフォースの企業向けプラットフォームに統合し、業務アプリケーション全般でAIエージェントを支援する。