[26日 ロイター] - 米商務省が26日発表した7月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年比3.7%上昇し、6月から横ばいとなった。連邦準備理事会(FRB)の目標である2%を上回る状況が65カ月続いており、直近のピークからの低下が一服した。これにより、金利の引き上げまたは据え置きを巡るFRB内の議論がさらに激化する可能性が高い。
ロイターがまとめたエコノミスト予想では3.6%上昇だった。5月には3年ぶり高水準となる4.1%上昇だった。
前月比では0.2%上昇しエコノミスト予想(0.1%上昇)を上回った。6月は0.1%下落し、2020年4月以降で最も低い数字だった。
変動の大きい食品・エネルギーを除くコアPCE価格指数は前年比3.3%上昇と横ばい、前月比では6月の0.1%上昇から0.2%上昇に伸びが加速した。
調査会社インフレーション・インサイツの創業者兼社長、オマイル・シャリフ氏は「これは利上げを裏付けるデータだ」と指摘。「コアPCEは四捨五入前のベースで0.246%となり、0.3%への切り上げにわずかに届かなかった。これは年率換算すると1カ月で約3.0%に相当する」と述べた。
PCEの伸びが予想を上回ったことを受け、FRBが早ければ来月にも利上げに動くとの観測が若干強まった。フェデラルファンド(FF)金利先物市場は、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で約42%の確率で利上げが実施されるとの見方を織り込んでいる。発表直前は約36%だった。