[バンコク 26日 ロイター] - タイ中央銀行は26日、大方の予想通り、政策金利である翌日物レポ金利を3会合連続で1.00%に据え置いた。金融政策は緩和的で、景気回復を支えているとの認識を示した。
決定は全会一致だった。ロイターがまとめたエコノミスト32人の予想では、2人を除く全員が政策金利の据え置きを見込んでいた。また、長期予想を示した21人のうち17人は2027年いっぱい現行水準が維持されると予想した。
中銀は声明で「経済は想定通り拡大したが、成長率はなお低く、ばらつきがある」との認識を示した。世界的な人工知能(AI)関連需要の強さを背景に、輸出と民間投資が予想を上回る伸びを示したと指摘説明した。
「金融政策委員会は、現在の政策金利が景気回復を支える上で適切だと判断している」と説明した。26年と27年の成長見通しは前回の評価とおおむね一致しているとした。
中銀は24年10月から26年2月までに政策金利を合計150ベーシスポイント(bp)引き下げ、その後は据え置いている。
決定発表後、通貨バーツは1ドル=32.71バーツと、ほぼ横ばいだった。
<インフレ見通しは改善>
中銀は世界のエネルギー価格が下落していることを主因に、26年と27年の総合インフレ率が従来の予想を下回るとの見通しを示した。
7月の総合インフレ率は1.95%に鈍化し、中銀の目標圏である1─3%に収まった。
インフレ率はエルニーニョ現象の影響で、27年第1・四半期にかけて上昇した後、再び鈍化すると予想した。
カシコン銀行の資本市場調査責任者コブシット・シラパチャイ氏は「今後については、インフレ率の低下を踏まえ、委員会は政策金利を据え置くとみている」と述べた。