我が家から徒歩圏内の、外出した際にはどうしても通らざるを得ない場所に、中国人ばかりが住んでいるマンションがある。
私は中国人に対して特別な反感を抱いているわけではないし、むしろ中国人をはじめとする外国人を敵対的に語る人やその論調が好きではない。しかしそれでも、そのマンションで暮らしている人たちには少し戸惑いを感じている。
エントランスには常に何人かが集まっていて、大きな声(もちろん中国語)でワイワイと話し続けている。汚い話だが「ペーッ!」と音を立てて痰を吐く人も少なくなく、そんなことも含め、心地よいとは言えない状況だ。
ところが話をしてみれば、決して悪い人ではない。つまり生活様式や価値観が日本人とは違うだけで、悪気はない。
だから余計に厄介なのだが、『「外国人不動産」問題』(牧野知弘・著、祥伝社新書)を読んでみて、なんとなく理由が分かった気がした。
所有者の多くが中国人であるマンションのことを、著者のような不動産業界の人は「中華まん(中華マンション)」と呼んでおり、そうした場所ではさまざまなトラブルが起きているというのだ。
この点に触れるにあたり、著者は「住居として何の落ち度もなく住んでいる方が大勢いますので、ことさら中国人全体を批判するものではありません」と述べており、これは先に述べた私の気持ちとも通じている。
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