[26日 ロイター] - オーストラリアのレアアース(希土類)大手ライナス・レアアースが26日発表した通期決算は、利益が大幅に増加した。レアアース酸化物の平均販売価格が過去最高となり、需要も堅調に推移した。ただ、市場予想には届かず、序盤の取引で株価は下落した。
日米の顧客との間で最低価格保証契約を結び、価格変動が抑えられたことに加え、価格の底堅さが利益急増を支えたとしている。
平均販売価格は59%上昇し、1キロ当たり80.7豪ドルとなった。レアアース磁石の主要素材であるネオジム・プラセオジム(NdPr)の価格改善に加え、重希土類の販売比率、および市場指数に連動しない価格での販売比率が高まったことが寄与した。
顧客は、中国の輸出規制や米国・欧州における代替供給源確保の動きを背景に、中国外での持続可能なレアアース供給網を引き続き重視しており、堅調な需要が販売数量を押し上げた。
6月30日までの通期の税引き後純利益は2億2240万豪ドル(約1億5937万米ドル)と、前期の800万豪ドルから急拡大した。ただ、ビジブル・アルファがまとめた市場予想の2億4250万豪ドルは下回った。